就活中にいくつか用意する書類の内の一つに、健康診断書があります。いきなり健康診断書と言われても、戸惑う学生さんも多いのではないでしょうか。
今回は、健康診断書はいつのものか、コピーでも大丈夫なのか、いろんな疑問を含めて説明していきます。就活をスムーズに進めるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目 次
健康診断書はいつのものを使うの?
健康診断書の提出を内定前に求められることは、通常ありません。
健康診断の結果によって、採用の有無を決めてしまうことのないよう、厚生労働省の指導に基づくものです。
これはあくまでも「指導」なので、企業が内定前に健康診断書を求めることは、違法ではありません。
中には、内定前の選考時や最終面接時などに提出を求められるケースもあります。
いつ提出を求められてもいいように、何通か手元に用意しておくと慌てずに済みますよ。
健康診断書は3ヶ月以内のものが一般的ですが、新卒の場合は年度内のものでOKです。
年度内とは4/1〜3/31の期間のことで、通っている大学で年度の初めには、健康診断を実施してますよね。
この健康診断を受けていれば、受けた年の年度末(3/31)までは発行してもらえますよ。
健康診断を受けていなかったら?
もし大学での健康診断を受けなかった場合や、新卒でない場合は、自分で保健所や病院に行き健康診断を受けることになります。
保健所で健康診断を受ける方が、病院より費用が少し安いですよ。お住まいの保健所に問い合わせてみてください。
検査と診断書の発行で、大体5000円ほどかかります。
病院で健康診断を受ける場合、検査料金は4000円〜15000円ほど、診断書の発行は500円〜2000円ほどかかります。
病院や検査項目によって費用が異なりますので、事前に確認をしたほうがいいでしょう。
健康診断を受ける時は予約が必要です。診断書の発行には数日から1週間ほどかかります。
就活で忙しくなる前に、早めの予約や受診をしたほうが安心ですよね。
複数の会社で必要な場合、コピーでも大丈夫?
コピーでも大丈夫な場合もありますが、基本的には原本を提出します。
複数の会社で必要な場合は手数料もかかって大変なので、応募した会社に問い合わせてみてくださいね。
健康診断書の発行は、大学によって異なりますが、学生課や大学の発券機で発行できることが多いです。
発行には1〜2ヶ月かかる場合があるので注意してください。発行の際は数百円の手数料がかかる場合があります。
保健所や病院で健康診断を受けた場合は、複数枚発行しておくといいでしょう。発行には手数料がかかりますが、二枚目以降は費用が安くなる場合が多いです。
健康診断書を郵送するときは?
会社によっては、健康診断書を郵送することを求められる場合があります。
郵送するときは、書留などにする必要はありません。普通に封筒に入れて送ればOKです。封筒に入れる時は健康診断書に「添え状」を付けて送ると、丁寧な印象を与えやすいですよ。
添え状とは書類や物品を送る際に、宛先、内容物、送り主などを簡潔に記載したものです。
ビジネスマナーのひとつなので、覚えておくと今後役立ちますよ。
添え状に書く項目は、
②宛先・・・送付先の会社名、部署名、担当者のお名前です。
③挨拶文・内容物・・・時候の挨拶と健康診断書の送付について書きます。
最後に自分の名前と大学名を書き、末尾に「敬具」と書いて締めましょう。
まとめ
就活中は忙しい中で、健康診断書などの書類の提出が求められます。指示された書類を期限内に送ったり用意することは、大事なマナーです。
費用はかさみますが、早めに準備しておくと、余裕を持った就活をすることができますよ。
わからないことがあれば、大学や病院などに問い合わせて確認するようにしましょう。