夏になるとスーパーなどでよく見かける桃。桃は甘くておいしいのですがたまに渋い桃にあたってしまうこともありますよね。
私も毎年夏になるとよく桃を食べるのですが、やはりたまに渋い桃を食べてしまって悲しい思いになることもあります。
このようなえぐみや渋みの原因は何なのでしょうか。
今回は、桃がえぐい、渋いと感じるその苦みの原因と、役立つ渋い桃とおいしい桃の見分け方についてご紹介します。
目 次
桃がえぐい・渋い!苦みの原因は?
桃の苦みの原因は何でしょうか?考えられる原因は3つあります。
ストレスを感じて育った
そもそも、桃の渋みと、果実に含まれるポリフェノールの量には高い関係性があるということはわかっているようですが、桃の渋みの成分についてはまだ分かっていません。
桃に含まれているポリフェノールが増えるのは、桃の樹にストレスがかかることが原因だとされています。
人間もストレスで悩むように、桃もストレスを感じて育つと渋くなってしまうのですね。
適度な温度や湿度でストレスを感じることなくのびのびと育った桃は、渋くならないようです。
時期が早い
完全に熟す前に収穫された桃も、甘くなく苦みがあります。
また熟していない桃は、特有の柔らかさが無く、しゃきしゃきとした堅い食感で歯ごたえがあるのが特徴です。
上から軽く押してみて堅いようであれば少し待ってみると柔らかくなるでしょう。
渋みのある品種である
桃が売っているのを見ることはあっても、品種をあまり気にしていないという方は多いのではないでしょうか。
桃の旬は夏真っ盛りの時期ですが、これよりも早めに収穫されて、6月下旬から7月上旬にかけて市場に出回っている桃の品種は、早生品種と呼ばれています。
早世品種は、甘さが少なくて渋みを感じることがよくあるようです。
具体的には、はつおとめという品種は渋みが強いようなので、買うときには品種もチェックしてみましょう。
渋い桃・美味しい桃の見分け方
スーパーなどで桃を買うとき、どのような基準で選んでいますか?
意外にも桃はすべて同じような物、というように侮っていたり、なんとなくで選んでいたりする方は多いのではないでしょうか。
選ぶのにこだわっているという場合でも、売り物ですので桃をべたべたと触ったり、取って戻してというのを繰り返したり、押したりもんだり強く握ったりするのは絶対にいけません。
ほかのお客さんも買う物ですので、マナーを守って良い桃を見つけたいですよね。
触ったりもんだりしなくても、桃は見た目だけで甘いか渋いかを見分けることが出来るのです。
スーパーなどに並べられている桃は、一つ一つ特徴が違いますので、これから挙げていくポイントに注意して桃を選んでみてください。
それでは、気になる桃の見分け方について見ていきましょう。
形
まずは形ですが、左右非対称の物よりもなるべく左右対称の桃のほうが甘い確率が高いです。
絵に描いたようなふっくらとした形の良い桃が甘いです。
色
色合いは、全体的にムラがなく、ピンクの色が濃いものを選ぶと良いでしょう。
黄色に近い物は鮮度が落ちているので、赤身の強い物を選んでください。
その他
桃には、果点と呼ばれるしっかりと太陽を浴びた桃に出る印があります。
この果点は甘みのある証拠なので、果点が表面全体に散らばっている桃は、甘い桃である事が多いようです。
また、産毛が全体にあって、香りを強くはなっている物がおすすめです。
まとめ
今回は、桃の渋みの原因と、渋い桃、おいしい桃の見分け方についてご紹介しました。
これらを参考にして、桃を選ぶときにはぜひおいしい物を選んでくださいね。