小学校で新年度がスタートすると、やがて家庭訪問の時期がきますよね。家庭訪問といえば先生が子どもの家に上がり、保護者と話をするというのが一昔前のスタイルでした。
しかし近年では、家庭訪問を廃止する小学校が増えてきています。家庭の環境や時代の流れで、家庭訪問のあり方が変わってきているんですね。
そこで今回は、どうして家庭訪問を廃止するのか、家庭訪問の目的についてご紹介します。
目 次
家庭訪問 廃止が増えている!?理由は?
今まであったとしても段階的に廃止になったり、希望制にしたり、先生が子どもの自宅の位置を把握するだけという小学校もあります。
私立小学校は通学エリアが広いので、実施していないことが多いようですね。
家庭訪問の廃止が増えてきているのは、主に保護者と学校側の事情によるものです。
共働きで忙しい家庭が増えた
現代は共働きの家庭が非常に多いですよね。
家庭訪問の日時は、平日の午後です。働く保護者が必ずその日に職場の休みを取れればいいですが、難しい時もありますよね。
先生が自宅に来るということは、片付けや掃除をしたりと準備も大変です。訪問の日時の調整は先生がしますが、やりくりが難しいこともあるようです。
保護者にとっては大変な行事なので、廃止の方が都合が良いことが多いのでしょう。
先生の仕事が増えた
先生は家庭訪問の際、1日に何軒も回ることになります。家庭訪問の後も学校に戻って仕事をこなさなければならず、負担が大きいですよね。
家庭訪問のある日の授業は、午前中のみの短縮授業が多いです。学習内容が増えてこれ以上授業時間をカットしたくないという、学校側の考えもあります。
そもそも家庭訪問の目的ってなに?
家庭訪問を行うのは、どんな目的があるのでしょうか?
①学校から家までの道と通学路の安全チェック
子どもが学校で具合が悪くなった時、地域で変質者が出たなどの事件が起きると、先生が子どもたちを家まで送っていくことがあります。
その際に先生が家までの地理がわかっていた方がもちろんいいですよね。
先生は転勤があるので赴任してきたばかりだと、周辺の地理に詳しくないかもしれません。新年度がスタートしてすぐの4〜6月ごろに家庭訪問をするのは、そういう意味合いでもあるんです。
また、子どもたちが安全に通学路を歩けるよう、飛び出しや事故が起こる道路や交差点をチェックします。
②子どもの家庭での様子を知るため
先生は学校での子どもは見ていますが、家庭での様子はわかりません。もっと子どものことを理解するために、家庭でどんな風に過ごしているか、先生は関心があります。
子どもの習い事や趣味、興味のあることを知る機会になりますよね。また、子どものSOSや虐待などを察知する可能性もあります。
③保護者と顔合わせする
新年度が始まってすぐは、先生は保護者と顔を合わせていません。
先生と保護者が顔見知りになって、コミュニケーションをとることは、意思疎通するのに大事なことです。
保護者が学校での様子を先生に聞いたり、持病などの心配事があれば相談することもできますね。
まとめ
時代や子育ての変化で廃止になったり玄関先で立ち話するなど、家庭訪問の形も様々です。
家庭訪問がないなら自宅に来られるプレッシャーもなくて助かる!と今まで思っていました。
実は先生方が子どものために安全確認したり、理解を深めようとしていたんですね。
その分、保護者会や懇談会を設けているので先生と良好な関係を築き、子どもの成長を見守りたいものです。