赤ちゃんの時期は昼間はもちろん、夜間もミルクを飲むのは当たり前ですよね。せっかく眠ったのに、また赤ちゃんを起こして歯磨きするのは大変です。
歯磨き後や寝かしつけのミルクで虫歯になるのか、気になるところですよね。赤ちゃんの歯を健康に保つために、どんなことに気をつければいいのか一緒に見ていきましょう。
目 次
歯磨き後にミルクを飲んで寝ちゃうけど虫歯が心配!
結論から言うと、寝る前に忘れず歯磨きしておけば、ミルクを飲んでも虫歯の心配はありません。ただ1歳半あたりから、虫歯になる率が上がってきます。
できるなら、ミルクを飲んだ後にお水を飲ませてあげたり、拭き取りや歯磨きができるとベストですね。1歳を過ぎたら歯科検診を受けて、指導を受けると安心ですよ。
普段から注意することは?
個人差がありますが、およそ生後4〜9か月になると歯が生え始めます。最初のうちは清潔なガーゼで歯を拭いてあげてください。
赤ちゃんが口の中を触られることに、慣れていくようにしましょう。
赤ちゃんは唾液の量が多いですが、唾液は歯の汚れを洗い流してくれるので、虫歯になりにくくなっています。なので、優しく拭き取って、ゴシゴシする必要はありません。
だんだん歯が生えてきて拭き取りにも慣れてきたら、歯ブラシで磨いてあげてください。離乳食が始まると、ミルクだけだった頃と比べて、虫歯になりやすくなっています。
寝る前の歯磨き
寝る前に歯磨きをして、食べかすが口の中に残らないように、きれいにしてあげてくださいね。食べかすが残っていると、ミルクに含まれる乳糖と結びついて、虫歯の原因になってしまいます。
口うつしに注意!
もう一つ注意してほしいのが、口うつしで赤ちゃんにものを食べさせないことです。その際に、赤ちゃんに大人の虫歯菌がうつってしまうのです。
赤ちゃんが可愛いくて、チュッとキスしたくなりませんか?実はこれもうつってしまいます。赤ちゃんが使うコップや食器類も、大人のとは別にしたほうがいいですね。
意外なことですが、気をつけたいことです。
ただ虫歯菌の場合は、うつったからといって、すぐに虫歯になるというわけではありません。
感染症のウイルスなどとは異なります。実際に虫歯になるかどうかは、歯磨きの習慣やお菓子などの甘いものをよく食べるなど、いくつか要素が合わさって決まることなんです。
どうやって対処すればいい?みんなどうしてるの?
無理に寝ている赤ちゃんを起こして歯磨きするような、そこまで神経質になることはありません。
でも大事な歯の事ですから、心配になりますよね。
対処法として挙げられるのは、前述のミルクの後にお水を飲ませる、寝る前の歯磨きをする以外に、
●1歳ごろになったら、断乳を考える。
●フッ素を塗ってもらう。
●おやつの時間を一定の時間にする。
●ソフトキャンディのような、口の中に長い間とどまるお菓子を与えない。
●歯ブラシ以外に、デンタルフロスも使って歯の掃除をする。
など、調べてみると、様々な工夫をしているママやパパの声がありました。
虫歯は、ミルク以外に、毎日の歯磨き習慣や食べ物のことが、大きく関係しています。
ダラダラ物を口にしないことや、こまめな歯のお手入れは、大人の歯の健康にも当てはまりますよね。
歯科検診を受けて、わからないことは聞いたり、アドバイスをもらうのもいいですね。
まとめ
赤ちゃんの歯が生え始めたら、歯のお手入れをスタートしましょう。ミルクを飲んで寝てしまっても、その前の歯磨きをしておけば、不安にならずに済みます。
大事なのは、赤ちゃんの歯のケアに気を配ってあげて、習慣づけることですね。赤ちゃんの歯磨きと同時に、ママやパパの歯のケアも見直してみませんか?