結婚式のご祝儀を何らかの事情で事前に渡す、そんな場合が起こることもあるでしょう。日にちや渡し方が失礼に当たらないかどうか、不安に思う方もいるのではないでしょうか?
今回はご祝儀を事前に渡す場合のマナーや注意点、結婚式当日の受付でのふるまいなどをご説明いたします。
今のうちに結婚式でのご祝儀に関することを知っておきたい!という方は是非ご覧くださいね。
目 次
ご祝儀を事前に渡す場合の決まりってある?
どんな日にちを選ぶといいの?
ご祝儀を事前に渡す場合の日にちは、式の直前だと新郎新婦は準備で大忙しです。結婚式の1ヶ月前〜1週間前くらいの期間に渡すといいでしょう。
「大安」「先勝」などの吉日を選んで、「仏滅」は避けるようにしてください。
お互い忙しく、それほどこだわらないのであれば、先方の都合の良い日時に合わせてもいいですね。
もともとは、結婚式より前にお祝儀を持参するしきたりがあったので、事前に渡すことは何の問題もないので安心してください。
渡し方に決まりはあるの?
新郎または新婦の自宅に直接出向いて渡すのが一番良いでしょう。
結婚式と同じように、ご祝儀袋にお祝い金を入れて、ふくさに包んで持参するようにしてください。
ふくさの色は慶事にふさわしい、暖色系の赤・オレンジ・えんじなどを選びましょう。ちなみに弔事で使う袱紗の色は、寒色系の黒・紺・深緑などです。
紫は慶事・弔事ともに使える色なので、ふくさをひとつ持つなら紫がオススメですよ。
もしふくさが手元にない場合は、代わりにハンカチを使いましょう。色はふくさと同じく暖色系を選ぶようにしてください。
郵送してもいいの?
新郎や新婦の元へ持参できるといいのですが、どうしても無理な場合もありますよね。
そんな時はご祝儀を現金書留で郵送しましょう。現金は普通郵便では送れないと法律で決まっています。
遅くとも結婚式の1週間前までに着くようにしたほうがベターですね。
現金書留は手紙のようにポストへ投函できないので、郵便局で手続きしましょう。現金書留の封筒を郵便局の窓口で購入し、お祝い金を入れたご祝儀袋を封筒に入れて送ります。
送り先は新郎または新婦の自宅か、結婚式の招待状に記載してある住所にしましょう。
現金書留の封筒には手紙やカードも一緒に入れることができるので、お祝いのメッセージを書いて添えると丁寧ですよ。
結婚式に持参する時と同様に、ご祝儀袋の表書きと中袋に記入することを忘れないように注意しましょう。
郵送事故はさほど心配ないですがお金のことなので、事前に先方に伝えておくと安心できますね。
結婚式当日は受付でなんて言えばいいの?
事前に渡したら当日の結婚式の受付で「ご祝儀は先日自宅にお持ちしました」「お祝いは前もって渡してあります」など一言伝えましょう。
その後受付で芳名帳に記帳をし、席次表と式次第を受け取ればOKです。新郎または新婦が前もって受付に伝えてある場合もあるので、スムーズに通りますよ。
ご祝儀を渡してあっても、後で出席者の確認をする必要があるので、受付は済ませるようにしましょう。
まとめ
ご祝儀を事前に渡すのは失礼なことではありませんので、心配無用です。日にちなどのマナーを守って、結婚式当日のような渡し方を踏まえれば安心ですね。
ご祝儀にまつわるマナーは色々ありますが、相手への思いやりやお祝いの気持ちが一番大事であることを忘れないようにしたいですね。