子育ての大変な時期、なぜイライラするのかを考えてみましょう。ただ、睡眠不足や過労でしんどいとか。子供が言うことをきいてくれないとか、思うように動いてくれないとか。
そしてやるはずだった家事や片付けが終わらず、時間ばかり過ぎてしまうとか。終わらない家事を済ませようとしたらやっぱりてっぺん(真夜中)を超えてしまったとか。
そして睡眠不足…というこのループが巡って、どんどん大人たちのメンタルが削られていってしまうのではないでしょうか。
目 次
優先順位を考えてみる
子育ての時期は、おそらく最優先は子供の事です。でもそれと同じくらい、お父さんもお母さんも、自分のやりたいことがあるでしょう。
それは家事だけじゃなく。趣味や仕事や、美容院や病院などのセルフケアも。もっとシンプルに考えたら体力の回復、つまり『睡眠』です。そういったことが後手に回ることによって、しんどくなり、辛くなる、そんな流れが出来てしまいます。
でも、家事もしなければ家は荒れるし、荒れた家を見ると気持ちがまでが荒んでしまいます。大人だけの家庭だとスッキリ片付けられても、子供が生まれると、おもちゃが床にちらかり、取り込んだ洗濯物は山になったまま、台所のシンクは汚れた鍋や食器が洗い桶につかっている、そんなことは、実は珍しくないのです。
何をしなければならないのか?そして、何がしたいのか?
しかし一日は24時間しかありません。自分にとっての大切なことを並べていき、省けることを探してみましょう。省けたら、その分の時間を大切なことに費やせる。
そんなふうに考えたら、ちょっと希望の灯が見えるような気がしませんか?
その1秒を削り出せ
箱根駅伝を走った東洋大の選手らの言葉で「その1秒を削り出せ」という名言があります。
この言葉を聞いた時に、いかに『大切なことに使う時間を捻出していくか』、そのために省ける手間はどんどん省く、ということに変換しました。
掃除、洗濯、洗い物、どうしたらそれが省けるか。もちろん自分の家事スキルをどう上げていくのか、ということも大きな課題ではありますが。
子供中心だと自分のペースでそれがすぐに叶うとは思えません。なので、導入できるものはどんどん導入していきましょう。
便利家電を活用しよう
今は家庭に標準装備となりつつある食洗器、そしてドラム式洗濯乾燥機。さらに、もう一歩進んでロボット掃除機など、一回10~30分の家事をそちらに投げる、そして捻出できた時間を子供に回す、そして自分のケアや一杯のお茶をゆっくり飲むゆとりを得る。
毎日の事です。そんな小さな積み重ねでも、長い間には大きな力になるのです。
片目をつぶろう
しかし、そんな文明の利器を導入しても、それすらしんどくなることもあり得ます。
ドラム式洗濯乾燥器を使っても、たたんで所定の場所に収めるのは人の作業です。洗い桶に一時的につけた食器も、食洗器に入れるのは同様に人の作業です。
それすら面倒になる、ということも珍しくありません。ロボット掃除機も、子供が散らかしたおもちゃは片付けてくれません。
そういったもろもろの、見たくないものには目をつぶってもよいのではないでしょうか。
どうしても気になる時は隠してしまえ!
しかし、目にしてしまうとやっぱりイラっとするかもしれません。だったら、見えないようにしてしまいましょう。目をつぶるずぶとさがあればラッキー。
それが無理なら、部屋の一角、見えにくいところに集めておくとか。カーテンやふすまを閉めて視界から追い出してしまいましょう。
それで早く眠れたら、翌朝に片づけるとか。できれば家族・パートナーを巻き込んで、自分一人でなく、それぞれの能力に応じて分担していくことで、家族の一人一人の負担も減っていくのです。
まとめ
子育ての時期、昔はお母さんが一人で抱え込んでパンクする、ということが良くありました。
パンクする前のイライラを減らし、解消していくことが出来たら、もっと子供にうまく対応もしていけるのではないでしょうか。
使えるものはどんどん使いましょう!機械も、パートナーも。
そのうちに、子供も自分の事が少しずつできるようになります。オモチャの片付けや、お手伝いも。そのころには、お母さんもお父さんも育児スキル・家事スキルが向上しているはず。
イライラして消耗するエネルギーを子供や自分、そして好きなことに向けていくことで、笑顔で過ごせるようになるはずです。