近年9月1日の防災の日あたりに、幼稚園や学校で引き渡し訓練が行われますね。この訓練で園や学校に行く時は、車・自転車はNGで徒歩での指定があるようです!
子供を引き取りに行くのは面倒だけど、行かないとどうなるのかも気になりますよね。
今回は引き渡し訓練についてまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
引き渡し訓練で車・自転車はNG?
引き渡し訓練とは、子供が幼稚園や学校にいる間に地震や災害が起こった場合、保護者へ子供を引き渡す訓練です。
実際に地震や災害が起きた時、連絡があった後にどのくらいの時間で引き取りに来られるのかを園や学校側は知りたいんですね。
引き渡し訓練の方法はいたって簡単です。
②幼稚園や学校まで行き、園庭や教室などで待つ子供の元へ向かいます。
③担任の先生に、引き取りに来た人と子供の名前を伝えて、子供を引き取ります。
事前に訓練の日時や場所のお知らせがありますが、びっくりしたのは車や自転車で引き取りはNGという事。
中には自転車はOKのところもあるようですが、原則として車はNGとしているようです。
地震や災害が本当に起きた時、地面に亀裂が入っていたり、がれきや土砂で道がふさがっていたり、道路の様子が大きく変わっています。
そうなると車や自転車での走行は難しいし、危ないですよね。暑い中大変ですが、原則的に徒歩で行くことをお勧めします。
どうしても徒歩が難しい場合は
徒歩で行くのがいいとわかっていても、まだ下の子が赤ちゃんだとか、徒歩だと1時間以上かかるという場合もありますよね。
こういう事情ですとかなりしんどいですし、仕事の都合等で困ることも出てくるでしょう。
園や学校側からするとNGでしょうが、やむを得ないなら車や自転車の使用を考えていいかもしれません。
もし車や自転車に乗るなら、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
園や学校の真ん前に停めると、徒歩で引き取りに来ている方たちや、園や学校に良く思われないですよね。
園や学校から離れた駐車場に停めて、途中から歩いて行くといいですよ。
引き渡し訓練って面倒!行かないとどうなる?
引き渡し訓練の意味がわかっても、やっぱり面倒で行きたくないと思う人もいるでしょう。仕事や何かの事情で、参加したくても行けない可能性も考えられます。
もし引き取りに行けなかった場合、どうなるのか気になりますよね。
対応は様々ですが、先生が引率して集団下校になるケースが多いようです。
前もって園や学校から参加できるかどうかを確認する事が多いですが、緊急時の引き取り代理人の名前を登録してください、と言われることもあります。
私はおじいちゃん・おばあちゃんの名前を登録しましたが、近隣のご家庭やおじ・おばの名前を登録する人もいましたね。
いざという時に頼れる人がいるのは、本当にありがたい事ですね。やむをえない場合は仕方ありませんが、出来るだけ参加することをおすすめします。
この訓練は保護者と親だけでなく、先生の訓練でもあるんですね。引き取りに行って先生に顔を知ってもらったり、保護者同士の交流の場という意味もあります。
実際の災害時に速やかに対応しようと思ったら、参加していた経験があった方がいいですからね。
もし参加しなかった場合の対応が心配なら、確認してみるのが一番だと思いますよ。行けなかった時は、後でお子さんと訓練について話を聞いてみてくださいね。
まとめ
地震や災害は近年多く発生しており、決して他人事ではありません。年に一度の引き取り訓練は、お子さんと防災について考えるいい機会だと思います。
徒歩での引き取りがベストですが、自分のできる範囲で参加してもいいのではないでしょうか。