子供の習い事としての武道・少林寺拳法 何歳から?月謝・費用は?④

一般に少林寺を始めるにあたって必要な手続きを考えてみます。

いずれも、稽古を体験することができますので、大人も子供も、まずはTシャツとジャージから始めてみると良いと思います。

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始める時に必要なこと

まず通えるところに道院があったら、訪ねて話を聞いてみることが大切です。複数あったら、比較してみて、通いやすいところ、また、人としての相性もあるでしょうから、より自分に合いそうなところを探してみると良いでしょう。

入門を決めたら、同院長と自分とでそれぞれ手続きを進めます。

今はネットで、オンラインの処理で出来るようになっているので、そのための書類を用意したり、活動のためのお金を収めたりします。

それから毎年春に恒例となりますが、一年分の会費などで一万円程度、毎月の月謝に相当する信徒香資が大人の場合4~5千円程度になります。

子供はもう少しお安いのですが、いずれも地域や道院によって変わるものと思います。ただし、兄弟や親子で参加している場合には少し割引がありました。

また、道着はネット通販で購入する場合が多いですが、洋服のサイズとは勝手が違うので、注文する前に実際に体格が近い人のものを試着させてもらってサイズを確認した方が良いと思います。

道着・一着大体5000円程度から、いくつかランクがあるのですが、初心者はホワイトラベルと呼ばれるもので十分です。帯は1000円程度、実費で、好きな色の糸の刺繍で名前を入れることが多いです。

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子供の習い事ごととしての少林寺拳法

厳密には、少林寺拳法は『習い事』とは言わず、『修行』という位置づけなのですが。

小さいころから挨拶やマナーをその段階に応じて教えられる、大切な場だと考えています。こんにちは、こんばんは、ありがとうございます、という当たり前の挨拶は、自然に身につくわけではありません。

きちんと声を出して、気持ちを表す、ということが求められるのです。

また、その発達の段階に応じて靴を揃えるとか、脱いだ服の畳み方、物の片付け方など、いろいろな日常の動作を親以外の大人から教えられ、注意され、危険なことに関しては叱責されることもあり、大きく見守られ、鍛えられていくのです。

昔は当たり前にあったそういう日常のやりとりが希薄な今となっては、貴重な機会となっていると思います。

何歳から始めたらいい?

また、入門可能な最年少はだいたい5歳ころとされていますが、我が家のように兄弟で一緒ならということで、4歳でも認められたケースもあります。

必要なのは『先生やの言うことが聞けること』、『右・左といった指示、状況を理解できること』です。

しかし、まだまだ未熟な幼児期に、免疫のない状態でそういう空間に放り込まれて委縮してしまう場合もありますので、稽古の体験である程度慣らして遊びの延長で始めるか、どうしてもだめなら、少し時間を置くなどの配慮も大切だと思います。

何よりも、少林寺を嫌いになられてしまったらもったいないことなので。

そういう意味では、小学校2~3年生の年齢が、周囲の状況も呑み込め、言われたことを脳が理解して動作に直結する神経が発達してくる、という意味では適しているのかもしれません。

子供にとって少林寺拳法は?

さて、少林寺拳法の修行で、男の子と女の子に違いがあるのか、という面ですが。
それは性別よりも個人差の方が大きいような気がします。

真面目な子、ふざけてしまう子、声が大きい子、引っ込み思案な子、それぞれなので、演武を組ませると、思いがけない化学変化が生まれたりします。

また、子供たちは経験の長い子、年長者が下の子たちを構うことが多く、昔の公園などでみられたような、学年や学校にとらわれない友達関係が結ばれて、豊かな付き合いが出来ているような気がします。

時折、学校や部活で居場所がないとか、馴染めない、というような悩みを持つ子が、少林寺には休まずに来る、というのも良く聞きます。

学校や塾の先生でも、親でもない大人たちと話したり、違う学校の友達とならいろいろなしがらみにとらわれずに話が出来る、ということのようです。

今はSNSで子供たちも繋がるので、受験や部活などで休眠になっても、子供たち同士では連絡を取り合っていたり。

先生方も、そういう場所であってくれることがうれしいとおっしゃって、子供たちとも稽古を続けているのです。

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